美術館好きな私は毎週末でも美術館に行きたいと思うのですが、普段美術館に行く機会がない人からすると、美術館になぜ行くんだろうと疑問を感じることもあるかもしれません。
実際に、知人からもどんな風に楽しめばいいのかわからない。作品を理解するのが難しいと言われることが多くあります。
今回は美術館に行くのが好きな私の考える
・美術館に行く理由
・美術館にいくメリット
の２点を紹介していきます。
美術館に行く理由は？
本やWeb上でさまざまな作品を見られるのに、どうしてわざわざ美術館に行くの？と思う方もいるかもしれません。
話題の展覧会は人が多そうだし、美術館はなんだかちょっと敷居が高いと考える方もいますよね。
ここでは毎週末でも美術館に行きたい私が美術館に行く理由を紹介していきます。
本物の作品を生で見ることができる
作品を生で見ることができる。これが一番の理由です。
そんなに当たり前のことを……と思うかもしれませんが、先にも述べたように今の世の中多くの作品がWebで検索して見ることもできるし、図録などの書籍で見ることもできます。
しかし、生で見る作品からしか感じられないものがたくさんあります。大きさや質感、色合いなど全てにおいて画面や紙面で見るものとは全く違って、実際に生で見て好きになったという作品も少なくありません。
美術館の空間が好き
作品や展覧会を目的に美術館に行くことが多いのですが、美術館自体の建物や、その空間が好きなのも美術館に行く理由の一つ。落ち着いた、静かな空間は非日常を味わうことができます。
逆に、賑やかな場所が好きという方にはちょっと落ち着かない空間かもしれません。
忙しい毎日に疲れている方、非日常の空間でリフレッシュしたい方は美術館に行ってみるのはいかがでしょうか。
心が落ち着く
これは美術館の空間が好きというのと少し似ているのですが、美術館でゆったりとした時間を過ごすと心が落ち着きます。
話題の特別展で来場者が多い会場だと少しせかせかとしてしまうこともありますが、人が少ない時の美術館に行くと特に心が落ち着きます。ゆったりと過ごせる会場で作品と向き合う時間は心が落ち着く心地の良い時間です。
私の主観ですが、美術館に訪れる方はゆったりと落ち着きのある方が多いので美術館も居心地のいい空間になになっているのではないかと思っています。
美術館に行くメリットは？
ここまで私が美術館に行く理由を紹介してきました。ここからは実際に美術館に行くことで得られるメリットについてご紹介していきます。
私の考える美術館に行く理由と少し被るところもありますが、美術館に行くメリットを知ることで美術館に興味を持っていただけたら嬉しいです。
本物の作品を生で見ることができる
これが最大のメリットだと思います。Web上でみたり、図録でみたりしているときに想像していたより、実際は大きかったという作品はたくさんあります。
逆に描き込みがすごいものや、緻密に描かれている絵が想像していたより小さいキャンバスに描かれていて、こんなに細かく描いているんだ！と驚くことも。
そして絵の具の質感も画面や印刷では味わうことができません。実際に作品を生で見ると、筆のタッチや絵の具の盛り上がり、滑らかさを感じることができるのが美術館に行くメリットの一つです。
思いがけない作品に出会える
ミュシャといえばアール・ヌーボーを代表する画家で、リトグラフで作成されたポスター画が有名です。
繊細で華やかな作品を見てみたいと思って足を運んだ特別展。もちろんポスター画は美しく、魅力的でした。しかし私が心奪われたのはミュシャが晩年に描いた《スラブ叙事詩》の油絵。巨大なキャンバスに描かれた『スラヴ民族のふるさと トゥーラーン人の鞭とゴート族の剣の間で」という作品の前で長い時間立ち止まっていました。
あの時の体験は私にとって衝撃的なもので、それから積極的に美術館に足を運ぶようになりました。気になる画家や作品の展覧会が開催しているときはぜひ足を運んでみてください。
思いがけない作品との出会いがあるかもしれません。
美術館の雰囲気を味わえる
美術館は作品を楽しむことはもちろん、美術館自体も楽しむことができます。美術館の建物自体も美しい建築物であることが多く、美術館に入るところから雰囲気を味わうことができます。
また、美術館の静かで落ち着いた雰囲気は、ゆったりとした場所が好きな方には最高の空間です。忙しい毎日を忘れて非日常の空間をぜひ楽しんでみてください。
ミュージアムショップやカフェを楽しむことができる
作品を楽しんだ後に待っているのはミュージアムショップやカフェ。気に入った作品のグッズや展覧会の図録を買うか悩む時間は楽しい時間です。
最近はキャラクターと展覧会のコラボグッズなどもあるのでいつの間にかたくさん買ってしまったなんてことも。私は気に入った作品のポストカードを購入することが多いです。また、美術館にはカフェやレストランがあることも多く、特別展が開催している時にコラボメニューを提供していることも。
作品をじっくりみた後は案外疲れているので美術館のカフェでゆっくりとして行くのも良さそうです。
まとめ
本物の作品を生で見ることができる機会は、思いがけない作品との出会いが待っています。今回は、美術館に行く理由とそのメリットについてご紹介しました。
ちょっと気になる作品があるという方はぜひ気軽に美術館に足を運んで身見てください。この記事が、美術館に足を運ぶきっかけになったら幸いです。
